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創作系サイト【空之彼方】小説掲載用ブログ
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創作系サイト【空之彼方】の小説掲載用ブログ
 ここ独自の物語や、WEBサイトで連載している作品の短編、番外編、外伝などをどんどん載せていく予定です。
 私はファンタジー系の物語を書く傾向が強いので、そういう種類の物語が嫌いな方は見ないでください。
 あえて不愉快な気持ちになることはありません。

 感想、意見などは大歓迎ですが、明らかに度の過ぎた酷評、中傷はやめてください。
 悪いところはなるべく直していきたいと考えていますので、ネットマナーに基づいたご忠告・ご意見なら積極的に受け入れていきます。

 良識のある閲覧、発言をよろしくおねがいします。

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ルリのドキドキ?学校生活:あらすじ
あらすじ――というか説明

 ルリの学校生活をSS(ショートストーリー)でお送りします。
 基本的にギャグ主体。
 クロを始めとした色々凄いクラスメイトに囲まれてもなお冷静なルリをご覧ください。

ルリのドキドキ?学校生活:登校


「今日もいい天気だねえ! ルリちゃん! 絶好の登校日和だよ!!」
「登校に日和もなにもありません」
「クールだねえ! だから好きだよ!」
「もう何度も聞きました」
「何度でも言うさっ! 信じてくれるまで!」
「……いえ、あなたの気持ちを信じていないわけではないのですが……その格好で言われても」
「ええ?! これは正装だよ!?」
「女子校のですけどね」
「何か問題があるかな?」
「色々な意味で大問題ですよ。……似合ってないという意味ではないのですが」
「ルリちゃんに褒められてしまったよ!!」
「喜ぶところではないでしょう。とにかく、早く行きますよ。遅れてしまいます」
「了解っさ! でも、僕様ちゃんがルリちゃんを抱っこしていけば時間なんて気にせずに行けるよ?」
「あなたはわたしに恥辱を与える気ですか。友人もたくさんいる中をそんな風にして登校する気はありません」
「何事も経験さっ!」
「一生経験したくないです。ほら、はやく行きますよ」
「よし行こう! 自由の地へ!!」
「学校は規律に満ちた空間なのですが。少なくとも自由の地ではありません」
「細かいことは気にするなかれさっ。でもまあ、ルリちゃんがそういうなら……言い変えようか?」

「いざ! 拘束された生活へ!!」

「……最悪の言い換えです」



ルリのドキドキ?学校生活:クラスメイト

 ルリとクロが学校に着くと、そこではすでに三人のクラスメイトが二人を待っていました。
 この三人、実は談話館の住民に負けないくらいに個性的な面々です。

「おはようございます。桜時さん、刻鶯さん、戯雅さん」
「お~はよう~る~り~ちゃん~」
 なぜかオペラ調で挨拶を返してくる『桜時かさね』さん。
「今日も傑作だね! 最高だね! 笑えるね! あっはっは!!」
 なぜか意味もなく笑う『刻鶯つかさ』さん。
「お主は本物のルリでござるか? 偽物にすり替わっているという可能性も考えられるでござる……」
 なぜか語尾がござるの『戯雅ゆうび』さん。
「相変わらずみんなぶっとんでるねえ!」
 けらけら笑うクロ。
「あなたに言われたくはないと思いますよ?」
「あたしは~いずれ世界で~活躍する歌手~になるのだから~」
「日ごろから練習をしなければならない、と言いたいのですね」
「先に~いっちゃいや~」
「失礼しました。けど、あなたならなれると思いますよ」
「ありがとう~ルリちゃ~ん~お礼に一曲~」
「結構です」
 長くなることがわかりきっていたので、ルリはすぱっと切り捨てます。
「あっはっはっは! あっはっはは!」
「刻鶯さん? 何がそんなに楽しいのですか?」
「楽しいからさ!」
「はあ、そうですか。よくわかる理由ですね」
「冗談だよ冗談! 楽しいから楽しいってことさ!」
「さっきと変わってないですよね」
「あっははははははは! ルリちゃんは冷静だなあ! だめだよー。笑わなきゃ!」
「人には向き不向きというものがありまして」
「ルリちゃんが笑ったらきっとモテモテだよ? 笑えるね!」
「なぜですか」
 憮然とするルリの頭を、ござる口調の戯雅さんが撫でます。
「うーん。この小学生のような背丈……」
「なんでしょうか」
 さらに戯雅さんはルリの胸部に手を這わせます。
「うーん。そしてこの発育不全……」
「……あなたはどこでわたしをわたしだと判断しているのですか?」
「そしてこの抱き心地……お主は本物のルリちゃんでござるな!」
「だからどこで判断を……」
 ルリはあきれて続く言葉が出てこなくなりました。
「おお! これがいわゆる百合という奴だね!」
「クロ、あなたが話すとややこしくなるので黙っていてくれませんか」
「安心するといいさ! 俺様くんと抱き合えばそれは百合じゃないよ!」
「……どこかに行ってくださいますか?」
 

空の烙印:序章兼あらすじ

 人間とは、この世界で最も弱い存在のことを指す。

 立派な角も牙も爪もなく、強靭な脚力を持っているわけでもなく、特別腕力があるわけでもなく。
 俊敏性で優れているのでもなく可視野が広いというわけでもなく。
 何か超感覚的なものを有しているわけでもなく、魔力が特別強いわけでもなく。
 苦もなく空を飛べるわけでもなく、いつまでも水に潜り続けられるわけでもなく、地の中を自在に行けるわけでもなく。
 生物として圧倒的に他の存在よりも下等だった人間が、他の種族――それぞれ獣人種や鳥人種などという呼び名はあったが、人間以外の彼らをまとめて『主』と呼ぶ――に従属させられるのに不思議はないだろう。
 ただし従属といっても、それほど酷い話ではなかった。
 人間以外の種族は、人間を奴隷としてではなく、従者として扱うことが多かったからだ。
 実際、数を揃え、上手く指示を与えて使いこなせれば、人間以上に集団行動に長けた存在はいない。
 素早く建物を建てることも可能。
 重いものを運ぶことも可能。
 厄介な『主』を倒すことも可能。
 丁重に扱えば相談役として優れた知性を発揮することもある。
 人間から見ても、身体的に『主』に劣るのは紛れもない事実だ。
 ゆえに優れた『主』の従者となることで、人間を嫌う『主』の一方的な殺戮や蹂躙から逃れようとするのは不思議なことではない。むしろ自然なことと言える。
 この世界において、『主』が人間に対する態度は様々だったが、おおまかに言えば良好な関係を抱いていたと言える。

 そんな中で、ヒトが特に主人としたい『主』は、『主』という括りの中でも別格の存在であった。
 いかなる『主』が束になっても叶わない、いわばこの世界の最強種。
 ゆえにその従者となれれば、それは最高の庇護を得たことになる。
 だから人間たちはその存在を求め、従者になりたがっていた。

 その存在――【龍族】こそ、最上の『主』と呼ばれている。


 これは、主と従の物語。
 人と龍が紡ぐ物語だ。



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月ノ龍
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